大きな事故が起こる前には、その前に必ず小さな事故が発生しています。

そして、その小さな事故の前には、事故には至らないヒヤリとしたことが起きています。

その比率を数字にしたものが、ハインリッヒの法則と呼ばれています。

読んでみると、なるほど・・・と、とても納得させられる法則です。

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ハインリッヒの法則とは?

ハインリッヒの法則(Heinrich’s law)という法則を作ったのは、米国人のハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ(1886年~1962年)という人です。

損害保険会社で、技術調査をしていたハインリッヒは、会社での事故の事例を集め、研究した結果をまとめました。

1929年11月19日に、労働災害の発生する確率と、分析した結果を論文として発表。

今では世界中に翻訳がされている法則で、日本では1951年に、「災害防止の科学的研究」という名前で、翻訳されました。

その法則というのは、「1人の人間が起こす1つの重大事故の背後には29の軽い事故があり、またその背景には事故には至らないが、300ものヒヤリとすることが存在している」というものです。

1つの大きな事故の前には、いくつものヒヤリとすることが存在しています。

大きな事故を未然に防ぐためには、ヒヤリとした時に、その原因をきちんと考え改善することです。

それをうやむやにしていたために、生死にかかわるぐらいの大きな事故に繋がる可能性があります。

ハインリッヒの法則は、原因は小さいうちに調べて改善することが大切。それを常に実行していれば、事故は起こることは少なくなるというものです。

普段からそのような意識を持って、仕事に従事していたいものです。

特に自分または、人の安全に関わる仕事に就いている人は、意識を高めておく必要があります。

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ハインリッヒの法則を応用してみよう

ハインリッヒの法則は、様々な職業な人にも当てはめて、実践ができるものではないでしょうか。

病院 医療現場

まず病院などの医療現場。

人の命を預かる仕事なので、危機管理はとても重要です。

医療現場で言われる「ヒヤリ」としたこと。「ハッと」したこと。

「ヒヤリハット」は、事故報告書に載る事はありません。

ですが、起こった原因を放っておくと、大事故につながります。

「ヒヤリハット」の段階で、原因をきちんと把握し、改善を徹底する体制が必要です。

車・バイク・自転車の運転

また、車やバイク、自転車などを運転するときにも、応用できます。

大きな事故には、偶発的なものだけではないとも言われています。

運転中に感じた「ヒヤリハット」には、自分の運転の癖などがあるのではないでしょうか。

スピードの出しすぎ、車間距離、左右前後確認など、自分の悪い癖を把握して普段から注意しましょう。

これは、今すぐにでも実践したいものです。

サービス業・クレーム処理

サービス業などで、クレームが発生したときにも、応用ができます。

重大なクレームがひとつ起きる前に、小さなクレームときちんと向き合いましょう。

大きなクレームの前には、29件もの小さなクレームが潜んでいます。

その29の前には、300ものクレームにも至らない、お客様の不満があるということです。

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