血液検査をすると、MCV、MCH、MCHCといった項目があり、それぞれ数値が書かれています。

これらは赤血球恒数と呼ばれますが、その数値から体のどんなことがわかるのでしょう。

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MCVとは?

赤血球恒数を調べると、血液の異常がわかったり、貧血について詳しく知ることができます。

一言に貧血といっても、種類もたくさんあり、原因も様々です。

治療法も異なる場合があります。

MCVとは赤血球の大きさを表す単位です。

赤血球とは、体の隅々に酸素を届けるという、大切な役割を担っています。

その赤血球が多かったり、少なかったりすると、体に不調を起こすことになります。

赤血球が小さいと、酸素を運べる量も少なくなってしまいます。

貧血は、体に酸素が充分に届かないことから起こります。

血中の赤血球の容積が多いか少ないかはMCVの数値を見ることで、判断をすることができます。

MCVの基準値は?

MCVの基準値 80~98 fl
MCVの数値が、基準値より高い場合には、巨赤芽球性貧血という、赤血球が大きくなってしまう血液の病気があります。

数値が低い場合は、鉄欠乏性貧血などが疑われます。

ただし、MCVの数値だけを見て判断するわけではなく、赤血球1個あたりに含まれている、平均ヘモグロビン量(MCH)と、赤血球中の平均ヘモグロビン濃度(MCHC)の数値と照らし合わせます。

MCVの基準値が多少高くても、MCHが基準内であれば問題はないという場合もあります。

MCVとMCHの両方が、基準値よりも低いという場合ですと、臓器からの出血などが疑われるなど、照らし合わせて判断します。
MCVの基準値 80~98 fl
MCHの基準値 28~32 pg
MCHCの基準値 30~36 %

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MCVが基準値外の場合に疑われる病気は?

MCVが基準値よりも高い場合に疑われる病気には、

巨赤芽球性貧血(細胞を生成するために必要なビタミンB12と葉酸(ようさん)が欠乏するために起こる病気)。

基準値が高い場合でも、貧血になるということがあります。

その他には、肝障害や、栄養不足などが疑われます。

MCVが基準値よりも低い場合に疑われる病気には、鉄欠乏性貧血(鉄不足のためヘモグロビンを作れなくなり起こる貧血)があります。

また基準値内だからといって安心できるものでもなく、貧血になることがあります。

再生不良性貧血(白血球、赤血球、血小板が現象する)や、溶血性貧血(赤血球の寿命が短く、破壊されてしまう)は、MCVが基準値内でも、おこります。

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